「暴落=危険」
投資をしていなくても、このイメージを持っている人は多いと思います。
ニュースでは
「株価が大きく下落」
「市場が不安定」
「今は危険な局面」
といった言葉が並び、不安を煽る報道が繰り返されます。
ですが、本当に暴落は“避けるべきもの”なのでしょうか。
この記事では、
過去100年に起きた大暴落を振り返りながら、
なぜ暴落で勝つ人と負ける人が分かれるのか
を、できるだけ分かりやすく解説します。
ここ100年で起きた代表的な暴落
まずは、よく名前が出る3つの暴落を見てみましょう。
世界大恐慌(1929年)
- 株価下落:約 −89%
- 原因:金融システムの崩壊、銀行倒産の連鎖
- 回復まで:20年以上
文字通り、歴史上最悪クラスの暴落です。
当時は制度も未熟で、個人が対処できる手段はほとんどありませんでした。
日本バブル崩壊(1990年前後)
- 株価下落:約 −82%
- 原因:土地・株の過剰投機、金融引き締め
- 回復まで:30年以上(現在も完全回復せず)
「失われた30年」と呼ばれる長期低迷のきっかけになった暴落です。
特徴は、経済の構造そのものが弱ってしまった こと。
ドットコムバブル崩壊(2000年前後)
- 株価下落:約 −78%
- 原因:IT企業への期待が先行しすぎた
- 回復まで:約15年(その後は大成長)
一見、日本バブルと同じくらい下がっていますが、
この暴落は その後の結果がまったく違いました。
同じ「80%下落」でも、なぜ結果が違うのか?
ここが一番大事なポイントです。
暴落には大きく分けて 2つのタイプ があります。
① 期待が先行しすぎた暴落(回復しやすい)
- ドットコムバブル
- リーマンショック など
一時的に株価は大きく下がりますが、
産業そのものは成長を続ける ケースです。
IT・インターネットは、
ドットコム崩壊後にむしろ世界の中心産業になりました。
② 経済の土台が壊れた暴落(回復しにくい)
- 日本バブル崩壊
- 世界大恐慌
銀行・雇用・消費が同時に弱り、
長期間にわたって経済が停滞します。
同じ下落率でも、
「その後に伸びる力があるかどうか」
で未来は大きく変わるのです。
暴落で勝った人の共通点
100年のデータを振り返ると、
暴落で結果を出した人には共通点があります。
✔ 短期で判断しない
暴落直後は、ほぼ必ず含み損になります。
そこでやめた人ほど「暴落は危険だった」と感じます。
✔ 積立を続けた
価格が下がった時期に多く買えた人は、
回復局面で大きなリターンを得ました。
ドットコム後に積立を続けた人は、
20年後に大きなプラスになっています。
✔ 生活に必要なお金を投資に回さなかった
一番重要なのはこれです。
生活費まで投資に回していた人は、
暴落時に耐えられず、最悪のタイミングで売ってしまいます。
暴落は「チャンス」なのか?
よく
「暴落はチャンスだ」
と言われますが、正確にはこうです。
準備ができている人にとってはチャンス
準備ができていない人にとっては危険
この差を生むのが、
- 長期で考えているか
- 積立を前提にしているか
- 余裕資金で投資しているか
という点です。
まとめ:見るべきは「下落率」ではない
暴落を見るときに大切なのは、
- どれだけ下がったか
ではなく - なぜ下がったのか
- その後、成長する力があるのか
100年の歴史を振り返ると、
暴落は何度も起きています。
それでも市場は、
長い時間をかけて成長してきました。
暴落が来たとき、こう考えてみてください。
「これは終わりなのか?」
それとも
「未来への途中経過なのか?」
その視点を持てるかどうかが、
暴落で勝つ人と、そうでない人の分かれ道 です。
この記事が、
ニュースに振り回されず、
落ち着いて判断するための材料になれば嬉しいです。


コメント