「消費税は安定財源です」
政治家やニュースで、何度も耳にする言葉ですよね。
でも実際には、
- 赤字でも消費税を払っている会社がある
- 景気が悪いほど負担が重くなる
- 海外と同じ消費税なのに、なぜか日本だけ苦しい
こうした疑問を感じたことはないでしょうか。
この記事では、
増税か減税かという対立から一歩離れて、
「消費税の仕組みそのもの」に注目して解説します。
消費税を理解する第一歩|売上と利益はまったく別
まず大前提として、
売上と利益はまったく違うものです。
- 売上:お客さんから入ってきたお金の合計
- 利益:売上から材料費・人件費・家賃などを引いた“残り”
会社が本当に余裕があるかどうかは、
売上ではなく利益で決まります。
ここを混同すると、
消費税の問題点が見えなくなります。
日本の消費税は「利益」ではなく「売上」にかかる
多くの人が誤解していますが、
日本の消費税は、基本的に「売上」に対して計算されます。
つまり、
- 利益が少なくても
- 場合によっては赤字でも
売上があれば消費税の納税義務が発生します。
これが、
「儲かっていないのに税金だけ払っている」
と感じる原因です。
海外の消費税(VAT)は何が違うのか?
海外でも「消費税」に似た税金はあります。
それが VAT(付加価値税) です。
VATの特徴はとてもシンプルで、
- 売上 − 仕入 = 付加価値
- この「付加価値」に税がかかる
という仕組みになっています。
そのため、
- コストが増えれば税負担は減る
- 赤字なら、ほとんど税が発生しない
企業の体力に合わせて税負担が変わる設計です。
なぜ「売上課税」は世界で廃止されたのか
実は、
売上に直接税をかける仕組みは、かつて海外にも存在しました。
しかし、
- 景気が悪いほど負担が増える
- 倒産が増える
- 投資や賃上げが止まる
こうした問題が明確になり、
先進国では次々と廃止されました。
現在、主流なのはVAT型の税制です。
つまり日本の消費税は、
世界的にはかなり特殊な構造だと言えます。
「消費税は安定財源」という言葉の本当の意味
では、なぜ日本では
「消費税は安定財源」と言われ続けるのでしょうか。
それは、
- 景気が悪くても税収が落ちにくい
- 国の立場では“計算しやすい”
という 財政側の安定を指しているからです。
一方で、
- 企業
- 働く人
- 消費者
の立場から見ると、
必ずしも安定とは言えません。
問題は「税率」ではなく「仕組み」
ここまで見ると、
問題の本質は「税率が高い・低い」ではなく、
どういう仕組みで税が取られているか
にあることが分かります。
- 売上課税なのか
- 利益に近い部分への課税なのか
この違いは、
景気・賃金・投資に大きな影響を与えます。
日本はこれからどう考えるべきか
この記事の目的は、
「こうすべきだ」と結論を押し付けることではありません。
ただ、
- なぜ苦しく感じるのか
- なぜ世界と違うのか
その理由を知った上で、
自分なりの意見を持つことが大切だと思います。
動画でさらに分かりやすく解説しています
この記事の内容は、
YouTube動画で 図解つき・会話形式 で解説しています。
文章だけでは分かりにくい部分も、
かなり直感的に理解できるはずです。
最後に
消費税の話は、
感情的になりやすく、対立も起きやすいテーマです。
だからこそ、
仕組みを知ることが一番の近道だと思っています。
あなたは、
今の消費税の仕組みをどう感じましたか?
よければ、
コメントやSNSであなたの考えも聞かせてください。


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