投資の世界ではよく、こう言われます。
「株価はいずれ戻る」
実際、長期で見れば株式市場は成長してきました。
しかし、ここで一つの疑問が生まれます。
「戻るまで、人は耐えられるのか?」
この問題を100年前に指摘した経済学者がいます。
それが ジョン・メイナード・ケインズ です。
今回は、
・ケインズという経済学者の概要
・有名な言葉の本当の意味
・現代の相場でどう活かすか
を整理します。
① ケインズの概要と有名な言葉
ケインズとは
ジョン・メイナード・ケインズ
(John Maynard Keynes)
1883年生まれのイギリスの経済学者で、
20世紀を代表する人物の一人です。
特に有名なのが、
「ケインズ経済学」
と呼ばれる考え方です。
これは簡単に言うと
景気が悪いときは政府が積極的に経済を支えるべき
という考え方です。
例えば
・公共投資
・財政出動
・雇用政策
などによって経済を支えるという考えです。
現在でも世界中の政策で使われています。
有名な言葉
ケインズには非常に有名な言葉があります。
「長期的には我々は皆死んでいる
(In the long run we are all dead)」
この言葉だけ聞くと、少し極端に感じるかもしれません。
しかしケインズが言いたかったのは
「長期では正しい理論でも、
現実の人間はそこまで待てない」
ということでした。
例えば不況のときに
「そのうち景気は回復する」
と言われても、
失業している人や企業にとっては
今が問題です。
ケインズは
理論よりも現実の生活を重視した経済学者
だったと言えます。
② ケインズの考えを現在の相場に活かす
ケインズの考えは
現代の投資にも重要なヒントを与えます。
それは
「人間の限界を前提にする」
ということです。
投資の世界ではよく
・長期投資
・分散投資
・積立投資
が推奨されます。実際、理論的には正しい考え方です。
しかし問題は
人間が耐えられるかどうか
です。
例えば
・住宅ローン
・教育費
・収入減少
・景気悪化
こうした状況が重なると
投資を続けることが難しくなることがあります。
そのため大切なのは
最大リターンではなく
最大下落でも壊れない設計
です。
例えば
・生活防衛資金を確保する
・固定費を抑える
・投資額を無理のない範囲にする
こうした準備があって初めて
長期投資は成立します。
つまりケインズの教訓は
「長期で勝つ前に、途中で壊れないこと」
なのです。
③ 出典
Keynes, J.M. (1923)
A Tract on Monetary Reform
Keynes, J.M. (1936)
The General Theory of Employment, Interest and Money
Skidelsky, Robert
John Maynard Keynes: Economist, Philosopher, Statesman
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